dream
□あとがき
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キャラごとにあとがきチックなものを。
感謝の意味も込めて。
・ライトニング・ランサー
(エルミナ・ニエット)
まず彼女に言いたいことは、お疲れ様。
そして本当にありがとう。
まぁ、なんというか、設定詰め込み過ぎました。
元々グラハム級の先天的なパイロットセンスをもって生まれた人間を超兵に改造し、なおかつ米軍の英才教育と、豊富な実戦経験を積ませて、その上でガンダムに乗せれば最強なんじゃないかという夢を実現させた感じです(笑)
キャラクターとしてはロク兄貴に合わせて少し大人っぽくした…つもり。
元の作品のマイスター四人がクールな奴とクールな奴とクールな奴と少しだけクールな奴の詰め合わせなので、もうクールなキャラはお腹一杯。
ということで、明るめのキャラを目指しました。
ロク兄貴がいてくれたおかげで、どんどんいい方向に成長していってくれる彼女を書いているのがとても楽しかったです。
あの退場の仕方は彼女にとっては不本意でしかなかったと思います。でも死ぬって大抵の場合、本人にとっては不本意だったり悔しかったり…するんじゃないかな…と。
だからこそ死ぬのは哀しくて、そしてだからこそ精一杯生きるのかな。そんな気がします。
彼女の残した言葉が、読んでくださった方々の心に一つでも残っていれば幸いです。
・ロックオン・ストラトス
(ニール・ディランディ)
頑張って本家に似せようと努力はしてみましたが…どうだったでしょうか?
ただ、原作の世界よりこっちの世界のロク兄貴の方が五割増しくらい可哀そうなことになってます。
本当にごめんね、ロク兄貴…。
ライトニングが死んだあの場面、デュナメスがシールド全開でトランザムしてブリューナクを庇っていたら、余裕で二機とも無傷だったような気がします。
だからこそのトレミー待機でもあったわけですが。
(つまりデュナメスが出撃していたらライトニングは助かっていたということで…展開上それではまずいのでトレミー待機にしました)
ロク兄貴にとっては目の前で死んでいく様を見ながら何もできない状況になってしまって、ホントに可哀そうとしか言いようがない…(しかも原因は自分自身の怪我)。
更に、この世で一番憎い人間がその直後に目の前に現れるというとんでもない展開。
最終的にはアニメと同じ展開、同じセリフでありながら、その死に様がより悲劇的になってしまったのは…ごめんなさい。もちろん最初から全部計算した上で狙ってました。
読んでくださる方にとって、アニメのロク兄貴のイメージや生き方を崩さずに書けていることを祈ります。
・シヴァ・シンクレア
(エドワード・ニエット)
生き残ってしまいました(笑)
最終話で死ぬか生死不明にするか生存かで悩んだ結果、フェルトフラグの勝利となりました。
プロットの段階ではアレハンドロさんと刺し違えた後に、ロク兄貴と同じようなことを呟きながら大破した機体の中で宇宙に漂ってるところくらいまでしか決めていなかったので、その後、最終的にハッキリ死んだと書くか生き残ったと書くか、それとも書かずに生死不明っぽくしておくか…みたいな感じで悩みながら、結局一年戦争終結時のアムロっぽい感じになりました(笑)
この物語に二期が存在すれば彼は確実にガンダムマイスターとしてワンマンアーミーとか言いつつ、フェルトたちと協力体制で活動していることでしょう。
夢ヒロインの兄とはいえ、オリキャラがかなり頻繁に出てくる物語となってしまってすみません。
もし、彼のキャラや生き様が少しでも「いいな」とかヒロイン共々、「こんな人達が00にいても良かったかも」と思っていただければありがたいです。
・グラハム・エーカー
ロク兄貴と同じく、頑張って本家に似せようと努力しては見たのですが…どでしょうか…?(どきどき
ただ、この世界のグラハムも結局、原作の世界のグラハムより五割増しくらい可哀そうなことになってしまいました。
(いや、もっとか?)
ごめんよ、グラハム…。
君は何も悪くなかった。
ただ、ライトニングの「私にとってあなたは早すぎた」というセリフが全てです。
エルミナにとって、グラハムがロク兄貴より男として何か劣っていたわけではなく、完全にタイミングの問題。
まだ心の傷が深かった頃に出会ってしまったのが運の尽きというか。
なので、ロク兄貴はタイミングを制したと言える。
タイミングって、大事だよね
-八年遅れの00夢書きの言葉-
正直、この人を書いていると「ガンダムの二次を書いている!」という気分になれて楽しかったです。
そのくらい、ガンダムのキャラらしいキャラだったのではないでしょうか。
彼女を失った悲しみを背負いつつ、二期では仮面の人として頑張ってください…。
・アレルヤ・ハプティズム
このキャラも…というか、キャラクターは全部本家に似せようと頑張ってはみたのですが…似てなかったらごめんなさい。
アレルヤは唯一(?)原作の世界よりもこちらの世界の方が幸せだったんじゃないかと思えるキャラです。
確かにライト姉さんが死んでしまって悲しいけれど、お姉さんがいたことで得た物の方が大きかったのではないでしょうか。
アレルヤのライトに対する感情についてははっきりと恋愛感情であると描写することは一応避けました。
あの書き方なら、単に慕ってただけって感じでもいけるかな…と。
ただ、仮に淡い恋愛感情であったとしても、「マチルダさん、マチルダさん」といってるアムロと同レベルだと思います。
マチルダさんにウッディー大尉という婚約者がいたのと同様。
ロク兄貴の「愛してる」発言で負けを悟って現実を見たんじゃないかと思います。
(実際問題、ロク兄貴がフェルトにいくら優しくしてもヒロインが全く妬かないのと同様、ヒロインがいくらアレルヤと仲良くしてもロク兄貴は全く問題にしてません。そういう意味で、ロク兄貴にとって一番危険だったのはグラハムだったので、ヒロインがグラハムについて考える時は毎回必ずロク兄貴以外の話し相手を用意せざるを得なくて…。その場合はスメラギさんとシヴァ兄貴が主な話し相手でした…)
彼はおそらく二期になっても、何かあって泣きそうになるたびに、姉さんの亡霊(回想)に『泣かないで。男の子でしょう?』
と、言われ続けることでしょう。
「まったく。今の僕は…あなたより年上なんですよ? 姉さん」
とかなんとか言いながら頑張ってマリーと幸せになってください。
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