long story
□二つの意志
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ある日、退が聞いてきた
『名前ちゃんはなんで双剣なの?』
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「だから!さっきから言ってるだろ!?ガキには教えない!!」
翔「俺達はガキじゃない!!侍だ!!刀を教えてくれ!!」
(こ、こいつ......しつこいな!?)
このガキの名前は安藤 翔。
私に剣術を教えてくれと1ヶ月前位から言われている
正直......対応がめんどくさい
翔「俺はアンタの刀に惚れたんだ!!剣術を教えてくれ!!」
私がウンザリしていると近藤さんが近づいてきた
近藤「良いじゃないか。名前ちゃん、やってあげなよ。こんな熱心な子そうそういないよ?」
「そうなんだけどさ......」
翔「ほら!局長さんも言ってるぞ!!お願いだよ!!」
翔の顔を見ると真剣そのもの。私は仕方なく申し出を受けることにした
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「今日からお前等を侍にする。名は名前だ。よろしく」
私の目の前に集まった少年達が返事をする。
人数は20人程度。リーダーは翔だ。
「早速だが......私はお前達に剣術は教えない!!」
少年達『えええええ!?』
皆が目を点にした。
そりゃあ無理もない。彼等は剣術を教えにくると思っていたのだから
「私は話をしに来ただけだ。」
座れと促すと少年達がその場に座る
ざわつきが収まったので話始める
「まずは私が双剣使いの理由を話そう」
あれは、私がまだ松下村塾にいた時の話だ...............