Loneliness
□三.二次試験
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そして、今に至る
豚は凶暴だったが、弱点をうまく皆は見つけ、食材をゲットした
「ニアさんって料理できなかったんだ」
「あのねぇ、キルア君、女が誰でも料理作れると思ったら大間違い、偏見よ」
料理というお題に文句があるわけではないし、受験者たちがバカにした美食ハンターというものを否定するつもりもない
だが、彼女はお題になっている料理という大前提が全く触れたこともないものだった
「キルア、俺ダメだったよ」
さっき、料理を持っていったゴンが不合格になって帰ってくる
「ゴン君だけじゃなくて、1人もまだ合格が出てないようね」
そう、さっきからメンチは料理の指摘をし続け、1人も合格者を出していなかった
何人試しても、メンチが頭を縦に降ることはなかった
「はい、終了〜!!! てなわけで、合格者ゼロ」
結果はなんと…合格者0人
そんな結果に満足できるはずもなく、血の気の多い一部の受験者達は文句を垂れ込む
「こりゃ、あのしじい出てくるかな」
ニアは1人思い当たる人間を思い浮かべ、つぶやいた
♀♂
「不合格の決定は変わらないわよ」
「なんだと!?」
試験管、受験者が揉めている中
《にしても合格者なしとは…ちと厳し過ぎやせんか》
その声が聞こえたのは頭上
空には飛行船が飛んでいる
同時に何かが空から降ってくる
「!! 会長」
現れたのは者ではなく人
あんな高所からおりたら足の骨が再起不能に砕けてしまいそうだ
ニアは一瞬その老人と目を合わせる
そして軽く会釈した
「ハンター試験の最高責任者でありハンター協会の現会長でもある、ネテロ会長よ」
さっきまで激怒していたメンチが冷静になっていた。
ネテロはメンチとハンター試験の内容を話す
メンチは自分の判断が的確でないことを認めており、再度審査することとなった
改めたお題は__ゆで卵