Loneliness
□一. ハンター試験開始
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(少し早すぎたかしら.....)
まだ、100なんて人数はいない
どうやって暇を潰そうか迷っていれば
「やぁ♦︎」
聞き覚えのある声が、耳元を横切った
というか、聞きたくなかった声でもある
振り返る前に、もう誰だか分かるように、その人物の名を呼びながら振り返った
『なんで、ここにあなたがいるの?.....″ヒソカ″』
「やぁ、久しぶりだね、ニア♪」
嬉しそうに、口角を上げる彼に対し、不機嫌そうにヒソカを見る彼女
「そんな顔しなくたっていいじゃないか♠︎君こそ珍しいね。こんなところへ来るなんて」
『ライセンスが、必要な仕事が多すぎてね』
そう言えば、彼女は思い出したように言う
『そういえば、あなた去年受けたんじゃないの?ハンター試験』
「気に入らない試験管がいてね♪」
そのヒソカの口調と笑みで大体理解はできる
『殺した.....のね?』
ため息をつくニア
「いいや、殺してはいないさ」
『どっちも同じことよ』
呆れる彼女
「ニアだって人のことを言えないだろう?」
『私は仕事よ、あんたみたいな変態じゃないわ』
(こいつといたんじゃ、周りからの目が集まるわね)
そんなことを考え、ヒソカから離れるニア、離れる拍子に、ヒソカから「照れ屋さんだなぁ♣︎」なんてふざけたこと言いやがるから、『死ねピエロ』とだけ言っておいた