届く声
□5話 三次試験
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試験官によると私達が選んだのは多数決の道
6人でスタートするため、残りの一人を二時間かけて待っていると
「やれやれ…」
期待外れだった、トンパが降りてきた
「というか、多数決なのに6人っておかしい」
シキが人数に不服だと申す
「確かにそうだな」
「5人でも6人でも大差ねぇだろ」
レオリオは全く気にしていない様子だが
「大有りだと思いますよ」
とシキが水を入れる
「その通りだ、三対三で別れた場合、討論になるのは必然」
クラピカが、シキの言いたいことを言ってくれた
(まぁ、それが時間消費っていう試験官の狙いかもしれないけど…)
***
いくつかの多数決をし、進んだ先にはリングのような空間が中心に設けられている場所に出た
「受験者が来たぜ、手錠を外してくれ」
奥の余地には6人の人間の陰
こちらも人数は同じ…マンツーマンの勝負かな
「諸君らは6人と一対一で勝負をしてもらう。一人一回の勝負で、引き分けはなし。相手に負けを認めさせれば勝ちだ。
では健闘を祈る」