海の巫女

□二章 1.シャボンディ諸島上陸
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今回の本屋は不作だったようで、あまり満足とはいかなかったヴィラ、だがローと初めてどこかに出かけたというかイベントについては嬉しかった。それは彼にとっても同様である

店を出た直後、人だかりができている場所を見つける、偶然なことにそこにはべポやシャチなどのクルー達もいる

遠くにいても感じ取る何かに惹かれたのか、ローはそちらへと歩いていく。




「怪僧が暴れてる!!!」




野次馬の声が響く。その言葉通り、彼らの目線の先には二人の海賊が戦闘をおこしているようだ


怪僧_ウルージに殺戮武人_キラーの二人





(そういえば、今ここにルーキー達が数多く集まってるんだっけ)



探索中に聞いた話を思い出すヴィラ




(ルフィは…来ているんだろうか?)




過去に出会ったルーキーの一人、何かと世間を騒がす彼_麦わらのルフィその人だ。ヴィラの記憶にあるのは幼き日の彼。

店を経営していた頃から、新聞でこれまでのルフィの経歴を全て追っているヴィラ、近日の彼の活躍を知っていても、やはり実際に会いたいという気持ちはある。




ヴィラはローの耳元へ声を通す



「ロー、あとで合流するので、ちょっと一人で歩いてきてもいい?」





気づけば戦闘の様子を木箱に座り眺めているロー。ヴィラは同じルーキーとして名を馳せる彼らを見ているローの姿が少し子どもらしく見え、どこか面白そうな様子だ。



彼女の問いに彼は快く了承する










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