海の巫女

□一章 1.同じ名の女
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どのくらい時間が経ったのだろうか。
ローの座っている机の上には、ドッサリと幾つもの本が積み上げられていた。

見事に、全て読み切ってしまったらしい。ろーは眠そうにあくびをしながら最後のページをめくる。





「....!」





ローの目が見開かれる。彼が見たのは、本の貸し出し履歴書__






「ヴィラ....」





ローはその名を静かに呟いた



紙製の貸出表の人の名が着てあることは当然である。だが、このローの選んだとされる読み切った本には、必ず‟ヴィラ”という女の名前が書かれてあったのだ。





「フッ....面白え」





自分が選んだ本をすべて読んだ人物。
ローは、自分と同じ考えの彼女に興味を持ち、会ってみたいと単純に思うのだった。









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