Loneliness
□二.一次試験
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試験開始から、二時間…
受験者達が走った距離はスタート地点から20qを超えていた
ニアはキルアの横で軽々しく走っていた
(はーー、つまんなわ…)
15qを越えたあたりで、キルアはスケボーを取り出した
『あ、ずるい、キルア』
「ニアさんには余裕でしょこんくらい、子供は楽しなきゃ」
『子供は大人を敬え…っ!!』
ニアは楽をしているキルアを羨ましく思い、スケボーを奪い取ろうとする
「ちょっ!、やめろよ!」
『ちっ……』
キルアに本気で嫌がられた
お前だって余裕だろう
と心で文句を言いながら、仕方なく諦めた