届く声

□4話 二次試験&飛行船
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《 その人達に手を出さないで下さい 》

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二次試験会場へ行く最中、シキは先程自分が言った言葉について考えていた




正直言って馬鹿だった

相手__ヒソカが退いてくれたのはいいものの、何も考えなしに動いて生きて帰ってこれるような人物ではない





それ以前になんで自分はあの場にいたのか

なぜキルアと共に走らなかったのか





ここにきたのはただ、資格を取るため
他人にかまっている暇などない







久しぶりの人との関わり合いで、昔の感覚みたいなものが戻ってきているのか…


私も人間だな
感情だけで動くなんて





ーーーだが、この先は無感情にただ必要なものに動かなければ____







シキの暗紫色の瞳に、漆黒の闇を落とした
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