届く声
□2話 ハンター試験開
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「では、行ってらっしゃいませ
シキ様」
「様はいいよ」
彼女の前に立つのは老人
「そうはいきません、昔とはいえ、貴方様の従者でしたからね」
「私も昔はその立場たったけど、今は普通の人間さ」
あの後、彼女は知人の家へ無事到着し、試験会場へ案内してもらった
普通に考え、試験会場を知っている人間などそう多くはないし、そう簡単に教えてもらえる情報でもないが、昔の好ということで話は通った
目の前の知人に礼を言い、会場へ入る
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