海の巫女

□8.監獄インペルダウン
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今にして思えば、エースとヴィラの出会いは最悪だった__




護送予定時刻に達し、無数の部下を連れたマゼランがLevel6へ赴き、エースを連行した。



『ヴィラ…お前に一目会えてよかった』


一言エースはこの言葉を残し、護送されていった










_______



床に広がる真っ赤な鮮血
血を流しているのは体のどこかに世界でも有名なあるマークをつけた男たち

“白ひげ海賊団のマークだ”

その死体を見下ろすヴィラ
今と違い、髪の毛が少し短い




「あんたがやったのか?」


「えぇ…」



仲間を無残な姿で見つけた火拳のエース
彼の問いにヴィラは淡々と答えた



「覚悟はできてんだろうな」


エースは拳に炎を灯す
ヴィラは刀を強く握る


両者の殺気が激しく衝突する……



_______




エースとの出会いを思い出しているヴィラ




「エースどこだぁ!!!」


「!!?」



突如、聞き覚えのあるバカでかい声がLevel6のフロア全体に響き渡る




「ルフィ?、ウソ…本当に来た……」


「エースさんの言ってた、弟か」




ジンベエの問いに首を縦に降るヴィラ
彼も目を丸くした、それはそうだここに来るには五つの地獄超える必要がある、一度や二度死ぬだけでは足りないほど過酷な旅だ


慌ただしい足音が徐々に近づき、ヴィラの近くで止まる



「エースがいねェぞ!」


ルフィは周りの牢屋を見回しながら叫ぶ
最後にたどり着いた、たった今エースが収監されていた牢屋に視線を通した時




「ヴィラ!!!?な、な、なんでお前がここに!?」



ヴィラもルフィと同じ台詞を吐きたかったが、エースやジンベエから説明を受けていたために、落ち着き返事をする



「や、やぁ…ルフィ」




怪我をしていえあまり声をあげられないヴィラの痛々しい様子を見て、ルフィの目つきがすぐに変わる




「今すぐに出してやるから、ちょっと待ってろ。カニちゃん、ヴィラを出してやってくれ!」


「正気か、Level6の囚人だぞ!」


「ヴィラは俺の友達だ!」




ルフィからカニちゃんと呼ばれた男の反応は正しいとヴィラは苦笑いする

ここに収容されているのは大犯罪者たちばかり、このすべての囚人が死刑か終身刑を受けた者たちだ、警戒心を解くことがどれだけ愚かなことか理解していなければ、すぐに命を落とすことになる









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