海の巫女
□6.最悪の別れ
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大勢の海兵を振り切りながら走る海賊達
逃げ切る先に見えてきたのは
土煙が辺り一面に立ち込めている
「船長!! アレ!」
「ユースタス屋と…アレは……!!!」
土煙と破壊された土壌の中で、完全武装のユースタス・“キャプテン”キッドが息を切らしながら何かと向かい合っている
彼の目の前には
「何で“七武海”がこんな所に…!!!」
七武海の一人_バーソロミュー・くまの姿が健在していた
「トラファルガー・ロー…」
「______俺の名を知ってんのか」
ボォン!!
間髪入れずバーソロミュー・くまが光線を放つ
「船長!!」
ローといた場所は火の海となっている
「手当たり次第かコイツ!! トラファルガー、てめェ邪魔だぞ」
「消されたいのか、命令するなと言った筈だ」
ローはキッドの近くへ移動していたようで、無傷のままだ
「今日は思わぬ大物に出くわす日だ……さらに【大将】になんて遭いたくねェんで…」
戦闘態勢に入るヴィラ
キッドはすでに鋼鉄の腕を作り上げている
ローは手をかざし刀を握る
「そこを通してもらうぞ、バーソロミュー・くま……!!」