海の巫女
□5.三人の船長
1ページ/5ページ
[__犯人は速やかにロズワード一家を解放しなさい!! 直″大将″が到着する、早々に降伏する事をすすめる!!__]
オークション会場の外では、海軍が建物を包囲し、警告の声までかかっていた
「俺たちは巻き込まれるどころか、完全に共犯者扱いだな」
「麦わらのルフィ、噂通りのイカレ具合を見れたんだ、文句はねェが……【大将】と今ぶつかるのはゴメンだ」
ヴィラの説明も終わりひと段落……つくはずもなく、あたりは一層騒がしくなっていた
「長引くだけ兵が増える、先に行かせてもらうぞ」
そして、キッドが明らかに挑発するような一言を残して去って行く
「もののついでだ、お前ら助けてやるよ」
この言葉に血の毛のおおい、他の船長たちが黙ってるはずもなく
♀♂
「で、出てきたぞ!!構えろ!」
三つの影がオークション会場出口に見え、海軍たちは身構えた
「あれは、三人とも船長だ!!」
「先陣きって出てきやがった!!!」
「右から、三億、三億1500万、二億です」
「お前ら…下がってていいぞ」
ルフィは腕を組み戦闘態勢に入る
「お前ら二人に下がってろと言ったんだ」
邪魔とばかりに怪訝そうにするキッド
「俺にもう一度命令したら、お前から消すぞ、ユースタス屋」
特徴ある呼び方をし、今にも海賊通しで殺し合いをしそうな様子のロー
そこには
仁王立ちをする三人の船長の姿があった