海の巫女

□12.出航
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気持ちの整理がつき出港の準備も終えたヴィラは、ローと共に船へと向かっていた。


だが、彼女にはもう一つやりたいことがあったのだ










「船長さん…」


「?」




突然刀を構えるヴィラ、あの全焼する家から取り出した刀だ







「出港前に、一度剣を交えてください」



「意味がわからねェ」


「数年ぶりに刀を握ります、最後の決意と鈍った体への肩慣らしです、お願いできませんか?」







能力は無しの勝負ですと付け加えるヴィラ





「………………いいだろう」












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