Novel
□運命の彼方 6
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「何者かによって中忍8人と上忍1人が暗殺された....」
「.....!」
「全部で9人も?!」
「ああそうだ....
始めは深夜に3人殺られたんだが、それから短期間のうちに6人も殺られた...
里に張られている結界は全く反応なし
犯人の痕跡も一切無しだ.....まあ、この巻物が置いてあったんだが益々意味不明だよ」
二人に見せられたのは
"我 神なり" と書かれた例の巻物
「勿論裏切りの線も考えたさ.....でも、アタシらは外部の犯行だと思ってる
このままではさらに多くの犠牲者が出るかもしれない.....
相手は誰にも見つからずに暗殺をやってのける奴だからね、そんなのうちの里にもそんなにいやしないよ.....暗部でもね」
「.......」
「明日.....いや、今夜にも来るかもしれない
火影であるアタシだって死ぬかもしれない」
「.....」
「だからお前たちを呼び戻したんだ....
この意味、わかるね....?」
またもやってきた里の危機
大戦の時、最後まで里を守ることができなかった
この目で見ることができなかった
やり残したこともたくさんある
仲間のために捧げた命
弟のために捧げた命
今度は
第二の命は
木ノ葉のために.....
「「はい」」
強い瞳の男たち
答えは聞かなくとももう決まっているようだ
「では、火影として命ずる!!
今日からお前たちも木ノ葉の一員だ!!里を守るべく、私の元に忠誠を誓え!!里を築く糧となれ!!
.....いいな!!」
「「御意!!」」