xoxo..
□You are my thing
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このままリビングに居たくなくて
ソファから立ち上がり、自室へと向かう。
「ぁ..、ぇ、えっと....ジョ、ジョンイナ..?」
後ろからヒョンの声。
振り向くと、オロオロとした様子の彼と目が合った。
「僕、何か..した...?..」
"何か、怒ってる?.."
恐る恐るそう呟いたヒョン。
怒ってる?
ああ、腹立たしいよ。
___こんな自分に。
___ヒョンは何も悪くない。
それなのに、
「....別に」
「ぇ..、ぁ、」
違う。
違うんだって..
こんな態度とりたいわけじゃ..
........
でも俺、そんなに大人じゃない。
そのまま背を向けてリビングを出る。
「....ぁ、ちょっと待ってよ!ジョンイナ..!」
そんなヒョンの声を断ち切るようにドアを閉めた。
バタン、
勢い良く閉まったドア。
きっと皆驚いてるだろう。
あー..くそ、どんだけガキなんだ。
そして、ズルズルとドアに凭れかかる。
..あんなこと、
スキンシップ多めのタオだったら当たり前だろ。
「....ぁー..、」
ガシガシと頭を搔く、
本当に嫌になる自分。
ヒョンのことになると自分が分からない。
っ、......
こんなにも独占欲強かったっけ俺。
心の中でそう呟いた。
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