過去拍手文
□過去拍手文13
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「わんこー! 豆まき!」
嬉しそうに『節分にはこの鬼豆☆』と書かれたパッケージを掲げる真弦を寝惚け顔で見る俺。
あー……そういえば今日って節分だっけ。
真弦の後ろで親指立ててる姉貴はとりあえず滅べ。
「豆まきすんの?」
「うん!」
うわぁ……凄いキラキラしてる。
「じゃあ和湖は鬼役ね」
「姉さん黙れ」
「わんこ、鬼役ー!」
「はぁ...」
「「鬼はー! 外ー!」」
パラパラ
「「福はー! 内ー!」」
パラパラ
「一言いい?」
「何かしら?」
「超痛いんですけど!!!!」
豆痛い!
真弦はまだいいとして! 姉貴の投げるのがめっちゃ痛い!! 絶対日頃の恨み篭ってる! 怨念の豆まきとか洒落にならん!
「しょうがないじゃない。鬼は追い出さなきゃね」
「痛くしないとダメなのだっ!」
へいへい、そうですか。
「「鬼はー! 外ー!」」
それより
「「福はー! 内ー!」」
あの
「「鬼はー???」」
「なんで縛り付けられてんですか俺ぇ!!!!」
「「外ー!」」
End