過去拍手文

□過去拍手文11
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「ねぇ、徹…ポッキーゲームしたい」






「は?」










事の発端は恋人のこの一言。
ポッキーゲームしたい?

たしかに11月11日はポッキーの日だけど………ってちゃっかりポッキー持ってるし




「…ね、いいでしょ?」



まぁ久しぶりに甘えてきてる訳だし…




「…いいけど1本だけだからな」




多分…いや絶対かなり! ポッキーゲームって恥ずかしいイベント(?)なはず!




「じゃあ徹、折らないでね」


「分かってる…」












ポキポキポキ





モグモグモグ












…………

……………………

…………………………………………







ん?




これだんだん近付いてねぇか?









自然と閉じていた目を開けると視界全体に映るのは心の顔。







と思っていたのも束の間






「ん、」


「……んぅ」











唇が触れ合っていた。








「おい、心。お前こうなること分かってて「ポッキーゲームはこういうゲームなんだよ徹」……そ、そうなのか?」



「そう、ポッキーゲームは恋人達のために作られたゲームなの。それを友達同士でも出来るように昔少しだけ変えられたんだよ。だけどこっちが本当のポッキーゲームなんだよ」






そうなのか……





いやだからと言って『もう一本しよ?』と言ってる可愛い心なんて見えない見えない……見え…………












「分かったよ……」





その後も断りきれずに全てのポッキーでポッキーゲームしたのであった。





End

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