過去拍手文

□過去拍手文2
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「直登さん、3月3日はひな祭りがあるよ」

「そうだね。………どうしたの」



悪戯心でそう言ってみればプクーと頬を膨らます、凛太。

「いゃ、直登さん、と、ひな祭り…行きたい、から」


顔を俯けてそう言うと小さな声で「忙しいなら無理言わないよ」って言ってる。
やり過ぎたかな(;・ω・)



「そんな悲しそうな顔しないで。…休み取ったから行けるよ、凛太と」

「ほんと?!」

一気に顔をあげた凛太の目はキラキラしていて可愛かった…


「うん、ホントに。この前のバレンタインの時にデート出来なかったからさ」


「ぁ、あれは…俺が直登さんの予定を前々から聞いとかなかったからで…直登さんのせいじゃなくて、その…」


「うん、分かった。じゃあひな祭りは楽しもうね」



「うん!」


元気そうに返事をした凛太の顔…天使だったな…。
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