短編
□愛しの我がキャット
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「康介〜♪
愛しの柚李がご到着ですよ〜」
「え、まじで?!」
俺、澤村 康介には恋人が居る。
愛しの愛しの可愛い可愛い恋人が。
バコッ
「愛しとか言うな。恥ずいだろが」
俺の脳天に拳を沈ませたコイツが俺の可愛い恋人。
へ、どこが可愛いの?って…。
ダメだなー。
柚李のイイトコロが分かんないなんてェ。
あ、イイトコロっていうのは二つの意味がありまして長所と前立s((自主規制
「おはよ、康介」
「ん! おっはよ! 柚李ちゃーん!」
「柚李『ちゃん』…?」
「お早うございます、柚李様」
「たいへんよくできました、康介君」
教室で繰り広げられる俺たちのイチャラブ(?)に他の男子や腐女子さん達がいい感じで反応してくれるから嬉しい嬉しい。
「柚李、今日空いてる?」
「何かあった?」
「俺んちで遊ぼ」
「嫌だ」
「え、即答?!」
柚李が顔を赤くさせて俯けば
「変な事すんじゃん…」
ってさ!
なにこれ可愛い。
ちょっといじめてみよーと
「変な事って?」
「ばっ……! わ、わかってるくせにっ」
「えー、分かんないよ。俺に聞こえるように言ってみてよぉ」
「 」
「え、何何? 聞こえなーい」
「舌入れてキスとかすんだろーが!」
シーンーーーー・・・
わぁ顔が茹でダコ。純情すぎでしょ。
ってか今時の高校生でこんな素直すぎる奴とかもはや世界遺産レベルだわ。
「うっわー、柚李ちゃん恥ずかしぃ…いででででッッ!!」
「今日覚えてろ……」
「ウイッス」
ってことで俺の可愛い柚李ちゃんを見るのはここまで。
またの機会に会おうね〜✩
End