お題小説

□無防備なきみに恋をする5題
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眠るきみに秘密の愛を】×パシリじゃないよ?


左佑と日向ぼっこしていたら眠ってしまった話













「いい天気だよねぇ」
「ああ」



あ、皆さんどうも。
左佑に絶賛抱きつかれ中の恭平です。
ZATの皆さんはこっちをチラチラ見ながらも各々が好きな事をしているようで。

つまり、何が言いたいかっていうと……。



助けが来ない。
春の風が吹いて心地いいってのにこの後ろから抱き着いてる巨人のせいで暑苦しい暑苦しい。


「左佑」
「なんだ」
「ちょっっと、離れてくんない?」
「ん」



え? 今動いた?
あ、


俺と左佑の間に出来た小さな隙間。


本当にちょっっとだな、おい!!



今日はどうした、随分甘えたではないか!
おお? 可愛いアピールってか?
俺の方が受けだわ! 攻めが可愛いアピールしてどうする!!



「さーすーけっ」
「何」
「暑い」
「あっそ」




あっそじゃないよ、全く!
ぶす、と拗ねると頭をそっとなでてくれる左佑。
俺がこれ弱いの知ってて!



眠くなってくるからこれ、嫌なのに…。
あ、あくび……



「ふぁあ…」




「おやすみ、恭平」




チュ、と頬に何か触れたのに俺は微睡みの中に堕ちていった



【眠るきみに秘密の愛を】


End
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