過去作品

□道
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「今日も寒いですねィ・・・。」
そうつぶやいてみたけど俺の隣にはお前はもういない・・・・
「チッキショー」
俺の声が闇へ紛れていく・・・
お前と出会ったのはいつだったけ・・・
あの時は幸せだった・・・
江戸に来て、真撰組に入って初めて良かったと思えたコトですぜィ・・・
でも、今は・・・・
入らなかったら・・・
お前は死なずにすんだかもしれねェ・・・。
ふと気がつくと眼からは一筋の涙。
結局俺ァ同じコトを繰り返してるだけなんですかィ・・・?
姉上も・・・お前も・・・・・
「総悟ォォォォォォォ!!!!!」
前方からクソ土方が走ってくる
「何さぼってんだァァァァァ!!!!!」
相変わらず瞳孔開いてます婦ィ・・・。
・・・・・・・・・・。
俺には今がある
姉上やお前がつくってくれた道が・・・。
俺には足がある。前に進める心がある。
「ったくしょうがないですねィ・・土方のクソッタレは・・・」
休憩は終わりでィ
そろそろ・・・・
歩き出しましょうかィ。
 

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