過去作品

□記憶
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夢を見る
それは辛い過去の記憶
一番思い出したくないあのときの記憶・・・・・・・

「おい銀時聞いてんのか?」
気がつくと横には高杉が居る・・・
「ん?聞いてたよ?よーするにアレだろ?大串君家の金魚の話?あれはでっかかったな〜」
「聞いてないなら聞いてないって言えよ・・・・・・」
いつもと同じ会話つーことはココで・・・・
「銀時!高杉!速く!!もうすぐ出陣だよ!!!!」
遠くからお前の声が聞こえる・・・・・・
「ほら・・・・俺まで怒られたじゃねェか・・・・先行くぞ・・・・」
高杉が走る
行くな・・・・
そう思っても声が出ない
足が前に出る・・・・・・・・・・・
ガキン!!!!!!
気がつくとそこは戦場
周りではズラやお前が戦ってる・・・・・・・
「銀時!!何をしている!!!さっさと戦わんか!!!」
ズラからの一喝
「あ・・・・あァ・・・・」
ココにいちゃいけない・・・・
お前のところに速く・・・・
「銀時危ないっ!!!!!!!」
お前の声
振り下ろされる斧
飛び散る血
崩れるお前
夢・・・・
分かっちゃいるんだ・・・・・
けど何度見ても
何度やっても結果はあのときと変わらない・・・・・・
腕の中で笑うお前
笑うなよ・・・・俺を叱ってくれよ・・・・
そう思っても声が出ない
お前が死ぬのを分かっていても
何もいってやれない
好きなのに・・・・・・・
好きだから
居なくなって欲しくなかった
お前だけには・・・・・・・・・・・

ガバっ!!!!!!
目が覚めると万屋屋で眼からは涙が溢れていて・・・・・
「くそっ・・・・・・・・・・」
俺が弱かったから
お前は居なくなっちまったんだ・・・・・・・・
何をしても許されることのない罪・・・・
誰も俺を責めちゃいねェ
でも・・・・・
俺ァ・・・・・・・・・・・・
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