過去作品

□幸せ
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俺には大切な人がいる。
そいつは気が強くて、剣も強い。
でも・・・・・
ときにモロくて守ってやりたくなる。
そいつは時々万屋に来てくれる。多分今日も・・・・・
『ぴんぽーん』
「あっ来たネ!!」
「今日は早かったですね〜」
新八・神楽が素早く反応する。そんなに嬉しいのか・・・・・。
「ん?そうだなぁ・・・。まぁ・・・開けてこいや」
「そんな言い方しちゃってェ銀さん嬉しいくせにィ」
「そうネ!顔にやけてるアル!」
「いいから開けてこいやぁぁぁぁ!!!!!!///」
「はいはい・・・ったく素直じゃないんだからあの天パは」
『ガラっ』
「おはよっ新八くん♪」
「おはようございます。銀さんなら奥にいますよっ」
「ありがとっ♪」
『トッテッテ』
「おはよっ銀ちゃんっ」
「ん?おぉ?又来たのか??暇だなぁ」
やっちまった・・・。また心にもないことを言った。ぐぁw。
「何それェ!ひどくない??(笑」
そう言って笑うお前、その笑顔が眩しくて・・・。
「で??今日はなんだよ?」
「ん?おかし作ったから持ってきたんだっ」
手には可愛いバック。
それを楽しそうに見せるお前。    ヤベェ・・・・可愛い・・・・////
「おっ?まじか?何作ったんだよ♪」
「ん?クッキーだよ♪今食べる??」
「食べるネ!!!」
そこに乱入した神楽。
「だ〜めェ。これは銀さんが食べるんだよ〜お前に食わせたら全て消えるじゃねェか」
「そんなことないネ!!!」
コイツの作ったものを渡したくない。欲張りだな俺・・・・・・。
「銀ちゃん意地悪しないのっ!!いーよ神楽ちゃんっ」
「太っ腹ネ!!そこの腐れ天パと違って」
「だれが腐れ天パじゃぁぁ!!!!つか標準語になってんぞっ!!!!」
「いいネ。別に」
「おい・・・・。設定覆すようなことわやめろよ」
「ちっしょうがないネ」
「ったく・・・。まぁとにかく食おーぜ」
「うん♪」
【幸せ】今なら俺にもそれが分かる気がする。
「大好きだぜ///」
お前にしか聞こえないようにそっと耳元でささやく。
お前は立ち止まって、顔を真っ赤にして
「うん/////あたしだよ///」
とつぶやいた。
【幸せ】か・・・・・。
お前の声を聞くだけで幸せになれる。
もちろん笑顔でも。
このさきずっと一緒にいてェ
「何やってるんですか?二人とも?」
「もう並べたヨ」
「あっごめん今行く」
毎日こんな日々が続けばいい
最後に笑って死ねたらいい。
お前がいれば出来る気がする。
「おうっ今行くわ」




                                    ―fin―
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