夜空の物語〜sora's stories〜
□標的12:夢の中
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◆ 目の前で人が倒れる。
父上ー!!
『狽「やぁあぁぁぁあっ!!…夢…か。』
夜空は汗をかいていた。 心臓はバクバク…。
〔大丈夫か?〕
『…う、うん。……見た?…せーくん。』
〔あぁ。〕
聖司が、夜空に話しかける。
〔御前の…親父の……まただな。〕
『うん…もう……いやだよ……。』
夜空は最近、父が死ぬ時の夢を何度も見る。
自分が五歳の時の、聖司に会う前の夢だ。
聖司は、夜空の中に入っているから、夜空が見たもの、聞いたものを感じれるのだ。
夜空の目の前に、栗色の髪をした、十八ぐらいの青年が、現れる。
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