夜空の物語〜sora's stories〜

□標的9:夜空とたまき
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『うん。実はね…。』

夜空によると、夜空が、父を失ってから、確かにたまきの所に行ったらしい。その時は、気が動転していてうっかり、契約してしまった。
記憶を消したというのは、夜空は何故かその記憶を覚えていて、たまきの失敗だった。

たまきは、リボーンに見破られるまで、何度か夜空の体を使って、動いたことがあり、恭弥への届け物の件は、たまきの勝手な意志で、引き受けたらしい。

『でね、聖司は、私の頭の中を操って動くから、頭の中に、メッセージを送って来る事があって、前まではそんなに話し掛けて来なかったから、忘れてたんだけど、最近は、時々、テストの答案とか、任務のアドバイス、貰ってたんだよね…。』

リ「だから御前も嫌いじゃないんだな?」

『うん…。恨んでるとかいうんじゃなくて、むしろ感謝っていうか…。』

リ「まぁ、悪さしてねぇからいいか。アイツがいれば、何かと助かるしな。」

綱吉が、首を傾げる。

ツナ「悪さって、あの人悪い人なの?」

リ「あぁ、アイツは、悪事の方で有名でな。アイツは自分の体がねぇから、操る相手によって、やる事が違うみてぇだな。」

すると、武が

山「夜空の別人格みたいだな。」
と、笑いながら言った。

雲「女の人格と、男の人格。面白いね。」

恭弥も呟く。

ツナ「またややこしくなってきた…。」

綱吉は、ため息をつく。

リ「まぁ、事件解決だな。」

獄「そうっすね。」

ツナ「うん。」

山「おう。」

雲「…。」

夜空は微笑んだ。

『はい。』

こうして、夜空の謎が解けた。

だが、夜空はまだまだ、綱吉達に(特にリボーン)振り回される事になるのだ。





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