茜色の珠
□H×H 8 念石
1ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
もう、ジンとの修行を始めて
3ヶ月が過ぎようとしていた
あれから、体力作りから始まり
いまでは、やっと念の修行に
入ったっていうところだ
個人的に念を練習する事は
許されてはいたけど、
ジンに教えてもらう事は
殆どなかった3ヶ月だった
だけど最近
やっと、ジンから直接
習う事ができるようになった
自分の修行をやりながらも
ジンの仕事を手伝ったり
(できる範囲の簡単なこと)
することも増えてきた
今日はジンが仕事だというから
珍しくホテルで
一人で留守番をしながら
自分の念の技を考案中なんだけど
「…駄目だ…全然思いつかない」
念の技って言っても
ジンの技だって見た事ないし
むしろ見た事あるのは
旅団のフェイタンと…マチぐらい？
実践なんかまだ勿論ないし
どんな技がいいのかなんて
ぜんっぜんわからない
思いつかなくて
どうしようかと考えながら
リビングでグダーっとしていた
「…あ」
すると、偶然あるものが目に入った