novel 2

□秘密の部屋
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編入生
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9月1日!ついに!今日から!ホグワーツ!
14年間この日を楽しみに生きてきました!
「ルーキス!!ついにホグワーツに行けるのね!未だに自分がホグワーツエクスプレスに乗ってるなんて信じられない!」
「とりあえず静かにしてください。いくら探知不可魔法をかけてるからって、私にはそのままの音量で聞こえてくるのですから。」
「むールーキス冷たい!ホグワーツだよ!テンション上がらないの?」
「ぇえ。全くもって。私はこの禁書を読みたいので静かにしててください。」
「ルーキスのケチ!いいもん!サラと話すから!」
一番乗りでホグワーツエクスプレスに乗ってコンパートメントに探知不可魔法をかけて誰にも邪魔されないように個室を占領したのだ。はじめは窓の外の景色を眺めて楽しんでいたが、そのうちひたすら草原が続くだけの外にも飽き、ルーキスに話しかけたが相手にしてもらえなかった。
サラとおしゃべりしていたら、あっという間にホグワーツに着いた。


列車を降りるとホグワーツに帰ってきた生徒と新入生がうじゃうじゃいた。
遠くに新入生をまとめているハグリッドが見える。
「さて、私はどこに向かえばいいのかな…?」
馬車で行ってもいいが、周りにバレちゃうから嫌だし、新入生でもないからボートはおかしい気もする…とりあえずダンブルドアに聞こうと思い式神を飛ばす。
人の流れを遠くに眺めながらダンブルドアの返事を待っていると、ふと後ろに気配を感じた。
「えっと…お迎えありがとうございます。校長?忙しいのでは…?」
「なーに、魔法でちょちょいのちょいじゃ!ここから校長室まで姿現ししてくれるかのう?そこから一緒に大広間に向かおうと思っての〜」
「わかりました。それでは、校長室で!」
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