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□星に願いを…
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〜セブさんが幸せになりますように。ハリポタの世界に行けますように。お金持ちになれますように。イケメンに出会えますように。〜
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もしも、願いが叶ったら、もしも、夢を見ている間にトリップして1人の一生を過ごせたら、あなたはこの話を信じますか……
七夕。
日本の伝統的な行事の一つのはずなのに、世間ではクリスマスほど騒がれてはいない。
「はぁ…」
私は、高校3年生。来年に受験を控えている。今は期末テスト真っ最中…
でも、正直自分がなんで勉強しているのか、何のために勉強するのかよくわからない。
「…ハリポタの世界にトリップしたい…セブさんに会いたい…イケメン不足…」
まぁ、それなりに勉強はしているが所詮は自他共に認めてるただの変人。言っていることがめちゃくちゃだ。
「そういえば、明日は7/7かぁ。七夕だな…よし、せっかくだし、願い事しよー!」
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やっと今日1日が終わった……
「とっととご飯食べて寝よ。…っとそういえば!短冊書かなきゃ!!」
と言っても、18歳にもなってお願い事なんてあんまりない。
「1年に一度のお願い事だしふざけてもいいよね。…よしっ!決めた。」
[セブさんが幸せになりますように。ハリポタの世界に行けますように。お金持ちになれますように。イケメンに出会えますように。]
よし。誰に見られる訳でもないけど、若干気恥ずかし笑
軽く食べる物を作って、さっさと片付けると、先程書いた短冊をベッドの枕元につるさげてみる。
笹なんてないけど、そこはご愛嬌ってことで…
よし、明日も早いし寝よ〜