novel 2

□秘密の部屋
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編入生
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校長室から大広間までの道すがら、賢者の石の終末を事細かに教えて貰った。
どうやら無事石は壊されたようだ。
校長と話していたらあっという間に大広間についてしまった。
「それでは、アヤノはここをまっすぐ行って大広間の正面扉の近くで新入生が入って行くのを見てておくれ。新入生の組み分けが終わった後に、扉を開けるから入ってくれば良いじゃろう!組み分けが楽しみじゃのぅ」
「ありがとうございます。どの寮に入ったとしても、私はいつでも貴方側ですので御心配なさらないでくださいね。それでは」


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一年生の組み分けが終わったのか中からの歓声が聞こえてこなくなった。
ついに自分の寮が決まることに興奮が隠せない。

大広間の扉が開く。
騒ついている周りを無視して真っ直ぐ組分け帽子の元へ向かう。
「Ms.ヤギ、お待ちしてましたよ…ここにお座りなさい」
「はい、よろしくお願いします!」
帽子を被るとすぐに頭の中へ声が響いてきた。
(うーむ。君はどこでもうまくやっていけそうだな…)
(私、スリザリンがいいわ)
(…だが君ならグリフィ(スリザリンにして頂戴)…)
「…スリザリィィィン!!」
割れるような歓声が上がる中、スリザリンの席に向かった…
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