リクエスト

□毒殺天使
1ページ/2ページ



桜井side


最近、若月と触れ合ってない
前まではよくそうゆうことをしてたのに
今じゃほとんどなくなってしまって
マンネリ化ってこのことなのかなぁとか
私に魅力がなくなったのかなぁとか
終いにはもう私のこと好きじゃないのかもしれないとか思ってきて
お姉さんたちに相談することにしてみた

「若月が玲香のこと好きじゃなくなったぁ?あーりえないでしょ普通に考えて」

「う、でもぉ」

「私と話すとき玲香の話しかしないんだけど」

「私んときもだよ」

「.....そうなの?」

「そうだよ、むしろ仕事と玲香の話以外聞かないんだけど」

「それはそれで問題だよねぇ〜」

「......そっか」

「あ、玲香、誘ってみれば?」

「へ!?」

「あー、それいいかもね、若月だし、がっついてるって思われたくないとか思ってそうだし」

「.....誘うってどうするの?」

「んー、玲香の場合はいつもより積極的になってみればいんじゃない?」

「積極的.....」

「まぁ、適当にやっとけば若月とかすぐ落ちるよ」

「......はぁ」


なんとも雑なお姉さま方のアドバイスを実行するためにとりあえず若月に約束を取り付けてみる


「ねぇ〜わかつきぃ」

「んー?」

「今日ね、お家泊りに行ってもいい?」

「え、あ、珍しいね」

「だめ?」

「いや、全然いいけど.....掃除できてないよ?」

「気にしない!」

「いや、私が気にするんだけど....まぁいっか」

「若月とお泊り〜」

「はいはい」


よし、とりあえず約束は取り付けたぞぉ
お姉さま方を見ると、グッと親指を立てていた
問題は若月のお家に行ったときだよねぇ


「玲香、帰るよ」

「うん!」


どうしようか考えてたらいつの間にか仕事も終わり、いざ若月のお家に


「お邪魔しまーす」

「どうぞー」

「うわぁ、相変わらず綺麗なお部屋」

「なにそのキャラ」

「....なんとなく?」


掃除してなくてもいきとどいてる若月のお部屋
どこが掃除できてないよまったく


「先お風呂入る」

「うん!」

「はいタオル」

「ありがとー」

お風呂もたっぷりつかってリラックスして出ると
若月はテレビを見ていた


「あがったっよー」

「はーい、じゃあ私入ってくるね」

「うん!いってらっしゃーい」

と、若月を送り出したのはほんの数分前
携帯を開くとlineが来ていた

『どう?』
『今若月お風呂入ってるよー』
『よし、とりあえず下着で待機しなさい』
『し、下着!?』
『おー名案じゃん』
『これで若月もイチコロだねぇ』
『あの子割とチョロイよねぇ』
あれ、これグループlineじゃん!
いつのまに作ったのよ.....
ってか若月言われたい放題じゃん

『うちの若月はそんなことないもん!』
『いやー、あれはなかなかのムッツリ』
『玲香限定のね』
『あー、そうだね』
『まぁ、下着で待ってれば絶対大丈夫だから』
『なんかそれっぽいセリフやらキスやらすればイチコロ』
『じゃ、頑張ってねー玲香』

本当に雑すぎてアドバイス求める人間違ったきもするけど...
と思いながらも服を脱いで下着になってみる
いやいや、これかなり恥ずかしいんですけど....


「え、玲香?」

「あ.....」


やばい、来てしまった!!
なにも考えてないよぉ!!


「えっと....なんで下着なの?」


そうつぶやいた若月だけど
もう当たって砕けろだ
そのままの姿で若月に抱き着いてみる


「え、れ、玲香!?」

「....ねぇ、ゆみ」

「え、あ、な、なに?」

「....シよ?」


自分の最大限甘いであろう声で言ってみる
見事に若月は固まってしまってどうしようかと思ったけど
グイと体ごと引っ張られて壁に押さえつけられた


「.......止まれないよ?」


久々に見た若月の鋭い眼
その目に見つめられただけで、体が熱に支配された


「....うん、いっぱい、シて?」


その言葉が合図かのように噛みつくようなキスをされた
そのままソファーに押し倒されて......

「寝かせないから」

「....うん」

欲望にまみれた若月を見て、さらに体が熱くなった

「愛してる、玲香」

「うん.....私も....」

愛してるよ、ゆみ.....
私はその日、壊れそうになるほどゆみの愛情を全身で
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ