煉獄の光

□終わりの始まり
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 進学校に入学後の春、親友が引っ越した。親しい友達ばかり転校する。
友達なんて要らない。努力したけど楽しい子はいなかった。平凡で刺激がない、そんな話はしたくない。全部どうでもいい、誰も信じない

 そういえば転校生がくるんだっけ。でも、うちには来ないでしょ。メンヘラがいるから。
 
5days after
「霧里さんいます?」
友達なんかいないし違ってたら恥ずかしい。ただ携帯を見る

「あっ、居た霧里さん。遅刻したとき見たんだ。で、可愛いなって思てた。俺は五十嵐 夜」
 黙って会釈する。初めてレベルのイケメン
「俺ら好みな霧里さんと仲良くなりたいからライン交換して。勉強くらいなら教えるよ。前は海英に居たし。全国模試でひとけ「俺たちもほしい!」

「恵美ちゃん?名前も可愛い。よろしく恵美」
「俺は白鳥 レンです。」
「俺は黒鳥 学」
「僕はオリヴァー・ノイマン。日系イギリス人だよ」
「僕は姫小路 あすか」
「僕は姉小路 かおる」

覚えきれない
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