岩ちゃんが天使すぎてだな
□にょた岩ちゃんとのデート権を賭けたかくれんぼ
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はじめちゃんはとても男らしい女の子だ
昔っからタンクトップに半ズボンとかの格好で男の子達とまざって虫とりなんかをしてた
そんなある日、小学校の劇でお姫様の格好をはじめちゃんがしたことがあった
俺はいつもとは全然違う格好にドキッとした
いつも男の子みたいな格好だったから、はじめちゃんが女の子って事は知ってたけど女の子として見たことが無かった
この時初めてはじめちゃんを女の子として見て、恋に落ちた
俺ははじめちゃんがとっっっっても可愛らしく見えたけど他の子はそう思ってなかったようだ
｢はじめ、オカマみてー!!｣
クラスの男の子がそんな酷いことを言ってきた
俺がそんなこと無い！って言い返す前に
はじめちゃんがその子をつきとばした
はじめちゃんは泣いていた
その日以来岩ちゃんは制服意外で絶対にスカートをはかなくなった
俺がどんなに頼んでもフリルのついた服やスカートとかの可愛い格好をしてくれなかった
なのに
今目の前にいる岩ちゃんはとても可愛らしいワンピースを着ている
髪の毛まで少しアレンジされている
めっっっっっっちゃ可愛い
天使かよ
そんな天使を見つけて俺は今腹が立っている
何故かってそりゃあ岩ちゃんだけ見つけたんならめっちゃ嬉しいんだけど
なんで爽やか君と一緒にいんの？
さっきからずっと手繋いでるし羨ましいそこ変われ
岩ちゃんは俺に見つかったのが恥ずかしいのか顔を真っ赤にして何も言わない、どうしようめっっっっっっちゃ可愛い
｢大丈夫だべー、似合ってるべ？｣
｢で…でも……｣
｢な、及川君も似合うと思うよな！｣
｢んぇ!?あ…うん!!｣
急に俺に振られて岩ちゃんに見とれていた俺はぎこちない返事をしてしまった
｢ぅ…うぅ……｣
｢大丈夫だって!!はじめちゃんと可愛いべ!!｣
｢スガ……｣
うん？今何て言った？
はじめ??俺がどんだけお願いしても許してくれなかった名前呼び??
｢ちょっと爽やか君、何さらっと名前呼びしてんの？｣
｢ん？別にいいべ？減るもんじゃないし｣
｢全っっっ然良くないんですけど｣
俺と爽やか君がお喋りしてるときに岩ちゃんはマッキー達を見つけたのか二人がいる方向を見ると落ち着いてきた顔を再び真っ赤にして走り出してしまった
｢大体なんで二人で…って岩ちゃん!?どこいくの!?｣と振り返った時には岩ちゃんの姿は無かった…速い……
あまりに突然でぽかーんとしていると、俺と一緒に取り残された爽やか君が
｢せっかくのはじめとのデートに邪魔しやがって…｣
と爽やかどこいったな顔で俺を睨んで岩ちゃんが走り去った方向へと走って行った
｢ちょっ!?デートってどうゆうことだよ!!｣
俺はとりあえずデートなんかさせるかと爽やか君より速く岩ちゃんを捕まえるために走り出した