CHAMBER OF SECRETS

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校長室の一件から、アズサはますます訓練に励んでいた。6年後には戦場となるこのホグワーツで自分の身すら守れなくては何も意味がないと、そう思った。
知っているからこそできることはあるのだと。

一方のスネイプも納得はしていないものの、アズサとの訓練に力を入れていた。
新学期への準備を早々に終わらせることができたというのも一つだが、大きい理由はやはり、ダンブルドアの言葉によってだった。


「Ms.ツキミヤ。どうもあまりやる気がないように見受けられる。」
無言呪文で放った武装解除を思わず声に出した盾の呪文ではじいたアズサにスネイプは鋭く言い放った。
というのも、アズサの無言呪文の成功率はようやく1割といったところで、魔法を学び始めて2年にしてはあり得ない上達速度ではあるものの、今年以内にある程度の技術を習得しろとダンブルドアに課せられたアズサにとっては、遅すぎるのだ。


『もう一回、お願いします。』

声を発しない戦いに少しずつ手応えを感じながら、アズサは必死に教わることにしがみつく。

いつも気づいた時には禁術以外何でもありの決闘練習になるのだが、アズサがヴォルデモートに抗わなければならないと知ったスネイプは、それも必要だと考えていた。







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