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□日常生活ー会話編ー
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『…。山崎…雅也君』




山崎君のフルネームを口にする
山崎君は一瞬びっくりしたような顔をしたけれどすぐにもとの“グループ”の顔に戻ってしまった




「俺の名前知ってたんだ??」
『うん…えっと、さっき別のこと考えてて…
反応するタイミング逃しちゃって…』




そういうと山崎君は人なつっこい優しい笑みをした




「俺さ、山本さんと話してみたかったんだよね!」
『…えっと、なんで私なんかと??』




やべっ…自分かわいげなさ過ぎだろ、草不可避じゃねぇか、ばかちん!
山崎君驚いた顔しちゃってるじゃん!
社交辞令なんだから、私も〜♪とか言えよ私!
もう遅いけど!!




『ごめんなさい、今の無しで…』
「いや、気にしないで
いつも話してるやつらと反応違ったから俺もどう反応しようか迷ってたら反応するタイミング逃しただけだから…」




山崎がそういうと私たち2人はお互い、ふっと笑った




山崎君はやっぱり無理してない方が私は好きだ
いつものうわずった声じゃないし、心なしか話すテンポもゆっくりだ
山崎君は私と話してみたかったと言っていたけれど、私もそうだったのかもしれない





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