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□ランチタイム(2)
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「という訳なんだヨ、福チャン。」

アイツに出会ってからの事を全て話す。

「なるほど。それで荒北は、もう一度名無しさんという女子に会いたいのだな。」

ストレートに聞かれ、何だか恥ずかしくなり、こくりと頷く。


「ならば、会いに行くしかないだろう。中庭に来ないのも何か理由あるのかもしれん。」


「でもォ。来ない理由が俺に会いたくないからだったら…。」

うわ、すげぇ女々しい。
俺かっこわりぃ。


「良い結果にしろ悪い結果にしろ、お前が行動しなければ何も変わらん。お前は強い。行ってこい。」


福チャンに背中を押され俺は少し勇気が出た。


っしゃ、アイツを探しにいくかァ。

敬語使ってたし、たぶん後輩だと思う。

泉田と真波に聞いてみるか。
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