僕の花。
□No.05
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『羽生先輩のクラスじゃん。どこ?』
「…あれー?いないなぁ」
『もう帰ったんじゃない?ここの先生HRしないから』
「かもねー…残念」
「あれ。翔空ちゃん!」
『あ。羽生先輩』
「なにしてるの?2年のフロアなんかで」
『あ。例の転校生を』
「あ。町田?」
『町田?…』
「うん。あ。あれだよ」
羽生先輩の背後から駆け寄る転校生
「羽生!置いてくなよ!」
「アハハッごめんごめん」
『あ!町田先輩っ』
「うん?…翔空ちゃん!?」
「え?何何?翔空知り合い?」
『え…中学の先輩で…あんまり話したことないけど』
「わぁ…翔空ちゃんここの高校来てたんだ!まぁ、スケート部があるからね」
『はい。町田先輩は?スケートやるために?』
「うん。本格的に始めようかなーと。今、入部届け出しに行ってたんだ」
「町田。翔空ちゃんもスケート部なんだよ」
「お!やっぱり?でも翔空ちゃん、滑れたっけ?」
『全く。マネージャーしてます!』
「なるほど!」
『それじゃ、今日からよろしくおねがいします』
「こちらこそ」
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