僕の花。

□No.01
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『あー!ヤバイヤバイヤバイ!』





御門 翔空
今日から高校1年生
隣町の公立高校に通います。
なぜそこの高校行こうと思ったって?
それは後にわかるとして…





『電車間に合うかな』




春。少しだけ冷たい風が走って火照る体に心地よい。



7時40分──



定期を改札にタッチして丁度発射前の電車に乗り込む。






『はぁ…間に合いそう。良かった』



「あ。翔空〜」



『雅くん。おはよー』



「寝坊か?w」



『まぁねw雅くんは間に合うの?』



「余裕!」





渡部 雅斗。
中学3年間同じクラスだった男子で家も近い。
高校は別々だけど、春休み中も何度か遊ぶほどの仲。




「お前の方が間に合うの?」



『ギリギリかな;;』



「てか、いいよなーお前んとこブレザーって高校生らしいじゃん」



『かわいいでしょ!制服も気にってんだ♪

雅くんのところは学ランなんだねw新鮮味ないなー』



「いうなよwあ。じゃ、俺ここで降りるな!頑張れよ」



『うん!雅くんもね』



「友達できなかったら言えよ?作り方くらい教えてやる」



『心配しなくてもできるよ!』



「じゃぁなw」





雅斗が電車を降りて再び発車する。


あと4駅か…間に合うかな?



8時──













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