僕の花。
□No.6.5
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休日──
特にすることもなくお気に入りの曲を聞きながら街をフラフラ。
「暇だな。今日は部活も休みだし…
翔空ちゃん何してんのかな」
…って、なんで翔空ちゃん!?
自分で言って恥ずかしい//;
あれ……あれって…
「翔空ちゃー……え…」
「翔空ちゃん!」
『町田先輩!おはようございます』
「…なんで、町田と…」
その後のことは覚えてない。
思ったよりショックが大きかった
家に戻ってベッドに潜り込んだら寝ていた。
21:45──
目が覚めて携帯を見ると一通のメール。
「…え。翔空ちゃんからだ」
16:20
《こんにちは。
実は朝、羽生先輩を見かけました。
なんだか元気がなさそうだったんですけどなにかありましたか?
声かけるタイミングがなくて…
気になってメールしてみました。
大丈夫ですか?》
「…優しいな…」
《返事遅くなってごめんね!
見てたんだ(汗
大丈夫だよ!ちょっと体調悪くて…
でも家に戻って寝たら元気になった!
ありがとう》
送信──
ほどなくして返事が来た。
《そうだったんですね…
よかったです!でも無理しちゃダメですよ!
ゆっくり休んでください。おやすみなさい》
《おやすみ》
送信──
少し心が晴れて再び眠りについた。
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