僕の花。
□No.01
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春──
『ん〜…』
「翔空ー!いい加減起きなさい!入学式早々遅刻するの!?」
1階から母親の声。
いつもの朝。7時25分──
なんだよぉ。まだ全然時間…
『…えぇぇぇぇえええええ!?』
寝坊…
『そうだ!今日から高校生だった!』
あぁ。どうしよう!
中学校は歩いて10分だけど高校は駅6つの隣町!
完全遅刻寸前!?
『お母さん!なんでもっと早く──っ「起こしました。起きなかったのアンタでしょ」
あぁ…行ってきます!』
「気をつけなさいよ」
バタン
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