月刊少女野崎くん

□3秒だけ待ってやる
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「堀先輩ッ!」


「…なんだ、夏帆」



「やっと返事してくれた。」


「つーか、お前はどこから話しかけてるんだよ…」


どこって…

先輩の身体の上


「だって、先輩待ってくれないんだもん!」


だから…

抱きついて

押し倒した


「俺は押し倒される趣味はないっ!」



「はい。私だって押し倒す趣味はありません!」




「……嘘つけ。」


「いいから、そこを退いてくれ…重い。」


「な、重いだぁ?これでも絞ってキープしてるんですよ!?」



「…はぁ。確かに口は軽いな、ペラペラと…」


口だけって…
先輩、喧嘩売ってんの?


「次からは、3秒だけ待ってやる




(押し倒されるのは二度と御免だ…)



END
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