ハリポタ(短編)

□1122
1ページ/4ページ



日曜日のホグワーツ

セブルス・スネイプは、朝の穏やかな時間を満喫していた。

ソファーに座り、日刊預言者新聞に目を通した。


『第一回全連魔法学校教育に関する指導要綱作成会議が終了する』…か。


確か、校長と共にルーピンも参加していたな…任務の多い自身に代わってルーピンが引き受けロンドンに出張したのを思い出しながら、紅茶の入ったカップに手を伸ばした瞬間だった。


ドサッ


私室の暖炉から物音がした。


何事?と訝しげな面持ちでセブルスが暖炉に近づくと、煤を払いながら、出てきたのはリーマス・ルーピンその人だった。

「ルーピン!」

思わずセブルスは声をあげた。


「おはよ。セブルス…頭に響くから、大声ださないでくれる?」

弱々しく笑うも、リーマスは上着を脱ぎ、ネクタイを緩めながらソファーにに座り凭れかかった。


「ロンドンからの帰りか?ならば自分の部屋に帰れ!何故に我輩の部屋に帰ってくるのだ」


自分の部屋の様に寛ぐリーマスに、苛立ちながらセブルスが怒鳴るも、リーマスはしれっとしている。

「そう。ロンドンからここに直帰…校長はまだ滞在中だけどね…いや、セブルスに薬を貰おうと思ってさ。頭がガンガンして気持ち悪い」


よく見ればルーピンの顔色が優れない

「二日酔いか?」

「うん。まぁね」
次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ