ハリポタ(短編)

□HoneyTrap*Triangular kiss@
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3月…10日


そうだ。今日は僕の誕生日
少しずつ呼び戻されるような感覚で目蓋の裏に朝日が届く

「う…ん…眠い」

ゴロンと寝返り打って布団の中で丸まった

喉が渇く…

あぁ…昨日の夜ジェームズ達と、お祝いだとかなんだとか理由をつけて、蜂蜜酒を飲んだせいだ。


それから…

それから…―


記憶を遡って考える

僕自身、ジェームズやシリウスと比べてお酒は強い方じゃない。

蜂蜜酒と云えどアルコール度は高めで僕はあっさり酔い潰れたんだった。


ぼやけた視界のまま辺りを見回した。
布団の中って事は、ベッドまで自力でもぐったのか?

ぼぉ…―っとしながら、のっそり上半身をベッドから起こすと、サイドテーブルに無造作に置かれた数冊の本が視界の端で捉えられた

最新号のバイク雑誌にエロ本が数冊も?

どう考えても―…

これは、顕かに自分のベッドじゃないぞ!!
つか、僕はエロ本をこんなアホみたく置いておかない




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