宝物

□カノジョには敵わない(堀視点)
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「政行のバカっ!?」

なんでそうなる?





いつもみたいにくっついて、テレビ見てたら、ムラムラしてくっから、後ろから抱きしめたら、

「だめ///」

口では拒否するけれど、身体は嫌がってないって分かっている。
だから、服を脱がせようとしたら、

「今日はそんな気分じゃない…」

そう言って、腕の中から出ていった。
はるかとこういう関係になってキッパリ言われたのは初めてだ。
生理中でさえ、俺の誕生日だからって頑張ってくれたあのはるかが…
よく見ると少し怒っているような気もするが、

「政行、わたしに何か言うことない?」

「は?ああ、せめて脚くらいは…」

触らせてほしい。

「バカっ!?何で、会うたび、すぐにエッチして…」

身体だけが目当てなのかって…
そんな訳ねーだろ。
でも、会うたびにヤってるのは動かしようのない事実であって、俺は反論することができなかった。






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