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□末っ子のホルモン戦争
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こういうケースもある。移動車両で疲れて寝ている時に耳に響いてくるテヒョニヒョンの寝息。これが他のメンバーだったらなんとも思わないのにテヒョニヒョンが隣の時に限ってやはり身体が硬直して寝れなくなってしまう。

音だけでもこれだけびくびくしているというのに寄りかかってきようもんならそれは大事件だ。切れ長の目に似合う長いまつげを伏せて寝ているテヒョニヒョンの顔が目と鼻の先にあるだけで僕の身体はロボット状態だ。


あああ、こんなにささいなことにいちいち気を回していたらやってれない。テレビ番組の収録に、コンサートの準備。そのためにも練習は欠かせないし、それに僕は現役高校生でもある。こんなに多忙なのにまたひとつ悩みの種が加わったらやっていけないじゃないか。

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