infinite

□白昼夢
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昼間はきっとひまだ。僕も仕事しようかな。でもそれでヒョンのサポートがおろそかになるのは嫌なんだ。掃除も苦手だけどこまめに毎日して、大好きなヒョンが早く帰りたいと思う家にしなきゃ。やることが全部終わったらお昼の情報番組とか昼ドラを見てゴロゴロしよう。



あ、夕方には夕飯の支度のためにお買い物。仕事を終えて帰ってくるヒョンのことを考えたら、きっとレジ袋を持って歩きながらスキップして鼻歌でも歌っちゃう。料理は全然ダメだし包丁を持つのも怖いけどいまはネットにレシピもたくさんあがってるしコツコツがんばろう。マンネリなメニューで飽きられたくないな。こっそりお昼に料理教室に通うのもいいかも。

でも、ヒョンだったらなんでもおいしいって言って食べてくれるよね。それか、ちょっと毒舌なコメントをくれながらもソンジョンはほんとに不器用だな、しょうがないなあ、今度は一緒に作ろう、とか言ってくれるかも。ヒョンは本当に器用だしなんでもできるから料理なんてお茶の子歳々なんじゃないかな。



いざヒョンが帰ってきたら、玄関で三つ指ついてお帰りなさい、ご飯にする?お風呂にする?それとも...なんて顔から火が出そうなことを言うのは性には合わないけどたまに言ったら喜んでくれたりするのかな?ヒョンも。

それともそんなこと言ったら寝言は寝てから言え、なんてつき離されるかな。それはそれでいいんだ。ヒョンのことだからそうやって言いながら照れて真っ赤な顔してるに違いない。

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