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□好きということ
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僕はビョンジュが大好きだ。だけど、その“好き”が“ライク”ではなく“ラブ”だということはおそらく誰も知らない。
「好きな人と四六時中一緒にいれていいね」そう言う人がいるかもしれない。普通のアイドルたちは一緒の宿舎に住んでいるから。でも、僕たちは違う。13人という大所帯の僕たちは当然一緒に住むことなんてできなくて、運命のいたずらかは分からないけれどビョンジュと僕は別々の宿舎なのだった。
二人でいられる限られた時間。それは宿舎の中という言わば「プライベート」な時間ではなくて僕たちが「アイドル」として公衆の面前に立っている時だけなのだ。だから僕はビョンジュといられる時はいつも、なるべくビョンジュの隣という位置を確保していた。そうやってファンからは「ハンジュ」というカップル名までもらい、ファンからもメンバーからも公認のお決まりの二人組となっていた。