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□末っ子のホルモン戦争
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思春期まっさかりの僕が最近悩まされているのはこの年代から見始めるエ○ビデオなど、大人の女性への関心ではなく、今まさに横にいるテヒョニヒョンだ。


ついさっきも背後からいきなり近づいてきて僕のミネラルウォーターの口を開けたと思ったらごくりとのどを鳴らして飲み干してしまった。問題はそれが僕との間接キスだからと言うわけではなく─いや、それも問題だけど、その“ごくりと”言う音だ。のどを鳴らす光景は、視覚的にも目を見張るものがあるが“ごくり”という音を聞いた途端、僕の身体はピンと糸が張ったように硬直してしまった。

まあもちろんそんな僕の変化には気づかないわけで、当の本人のテヒョニヒョンは水を飲んだばっかりなのに「トイレトイレ〜!」と叫んですぐに部屋を出てしまった。

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