infinite
□ナムキー事件簿
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ソンギュヒョンの機嫌がすこぶる悪いです。
「ヒョン〜?なんでそんなご機嫌斜めなの〜?」
「おい、これはなんだ」
ヒョンが僕の目の前にかざしたスマホの画面。
“SHINeeキー、INFINITEウヒョンとの交際説に言及”
「あー」
「『あー』じゃない、ちゃんと説明しろ」
「え、ご存知の通り、わたくしナム・ウヒョンはキム・ソンギュさん一筋ですけど??」
「こういう風に言われるにはなにか理由があるはずだ」
「例えば?」
「みんなの前で抱き合ったとか」
「親友なんだよ、ハグくらいするよ」
「だからいやらしい抱きしめ方したとか...」
「例えば?ヒョンやってみせてよ」
もぞもぞしながら動き始めたソンギュヒョン。ぶつぶつ文句を言いながらいつもなんだかんだ最後は僕の言うとおりになっちゃうヒョンかわいい。
「だから、こう...」
「いやいや直接俺にやってみせてよ」
「っだからこうやって〜...」
「それじゃあんまやらしくないな〜」
ムッとした表情になったヒョン。ヒョンの負けず嫌い精神に火が点いたようだ。というか、点けたんだけど。
「こうして〜足を絡めて〜...」
「ほほう、で、腰を擦り付けると?」
「バッそんなことは言ってない!!」
「代わりに説明したあげたんじゃないか」
あーヒョンがかわいすぎて顔のニヤニヤ止まらないよ。赤面しながら俺に抱きついてくるヒョンかわいすぎるでしょ、ねえ。
「さっきのいまいちだからやり直し〜」
「わかったよ!こうすりゃいんだろ、こうすりゃ!」
俺にぴったり密着して背中に手を這い回す。もちろん下半身もぴったり密着したままで。
「...ウヒョナ」
「なあに?」
「......下......」
「ヒョンがあまりにもかわいいから勃っちゃった☆」
はい、いただきまーす。