vixx

□溶ろける*
1ページ/6ページ

最近、僕はちょっとした小遣い稼ぎにハマっている。小遣いと言ってもそれは万単位の世界だ。時には一日で500,000ウォン稼ぐことだってできる。ほら、ゼロの数に目がくらむでしょう?...どんな仕事かって?












元々僕がこの仕事を始めたのはスカウトされたのがきっかけだった。最初は女装なんて冗談じゃないと思っていたけれど試しに一回してみたら意外とはまっていた。「ほらやっぱり似合うと思ったんだよ〜」なんて言う店のオーナーの褒め言葉は全く嬉しくなかったが鏡に映る自分の姿に内心満足していた。


それでも一番最初にお客を取る時は緊張した。僕にとって一番最初の客は白髪混じりの初老の男性だった。妻子もいて、仕事も順風満帆なのにどこか心にぽっかり穴が空いて埋まらない、のだと。僕が処“女”だと言うと喜んで300,000ウォン支払ってくれた。

それから、性行為も優しかった。勿論男同士のセックスなんて初めてだからとにかく体が言う事を聞かない。それでも、優しく愛撫する手によって緊張に震える体がほぐれていった。


男のモノを女狐のように咥える日が来るなんて、高校生の僕には想像も出来なかったことだが今ではそれが日常に溶け込んできていた。

次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ